1999年度の展覧会

特別陳列
書画の美 ー名品の輝きー
平成11年4月6日〜5月30日
第一次久保惣コレクションのうち、平安から江戸時代にかけての書跡と絵画を中心に、国宝、重要文化財を含む48点を前・後期に分けて陳列した。

常設展
日本の工芸 ー和鏡・うるし・やきものの楽しみー
平成11年6月6日〜8月8日
平安時代から江戸時代にかけての青銅鏡、蒔絵や朱漆の漆器および陶磁器など63点を展示した。
常設展中国近代の絵画と工芸
平成11年8月21日〜9月30日
清時代末から中華民国初期にかけての絵画と清時代の陶磁やガラスの器など43点を展示した。

特別展
中国の響銅 ー轆轤挽きの青銅器ー
平成11年10月10日〜11月23日
響銅は通例の青銅に比べ錫成分が多く、仕上げ整形に轆轤工具が使われる特徴をもつ銅合金で、日本では「佐波理」の呼称で正倉院の作品などが知られているものの、中国の響銅はこれまでまとまった形で公開されたことがなかった。本展覧会はこのような中国の響銅作品を集め開催したもので、南北朝時代から唐時代の作品を中心に、宋〜清時代の作品もあわせ、柄香炉、香炉、長頸瓶、杯、壺、匙、盒、灯火器、楽器などの各種の器形の作品を集め、中世近世の金属器156点の作品を展示した。

常設展
茶の器 ー茶の湯と煎茶ー
平成11年12月5日〜平成12年2月6日
日本と中国の陶磁器を中心として茶の湯と煎茶の器64点を展示した。
常設展源氏絵 ー物語の彩りー
平成12年3月1日〜3月31日
土佐光吉筆「源氏物語手鑑」80面のうち約50面と、日本の漆工芸品等12点を展示した。