1996年度の展覧会
特別陳列
書画の美
平成8年4月5日〜5月26日
館蔵の久保惣コレクションの中から、国宝、重要文化財の絵画、古筆、経巻等を中心に44点展示した。
常設展
中国古代の工芸 ー青銅器・玉器・陶磁器ー
平成8年6月2日〜7月28日
新石器、商、西周、春秋、戦国時代の青銅器、玉器1など28点を展示した。
常設展茶の器 ー茶湯と煎茶ー
平成8年8月18日〜9月23日
日本の茶の湯や煎茶で賞玩されてきた中国と日本の陶磁、金工品を中心に展示した。
特別展
千声・万声と龍泉窯の青磁
平成8年10月5日〜11月24日
当館が所蔵する国宝「青磁 鳳凰耳花生 銘万声」が製作された龍泉窯の作品を集め開催した。ことに陽明文庫所蔵の重要文化財「青磁 鳳凰耳花生 銘千声」の出陳も得られ、国内の龍泉窯青磁の優品とともに166点の作品の陳列を行った。宋時代から明時代の花生、碗、杯、水注、壺、盤、香炉、灯火器、盒など多様な器種をあつめ、龍泉窯の生産活動の有様を概観するとともに、釉色や器形の美しさを鑑賞してもらう機会となった。また、江戸時代に天皇家と徳川家に伝来した千声、万声を同時に展示できたことは、日本での龍泉窯青磁の鑑賞の歴史をうかがう機会となった。
常設展
中国近代絵画
平成8年12月1日〜平成9年1月31日
19〜20世紀初頭に活躍した中国の画家達、斉白石、張大千、王震などの作品39点を展示した。
常設展
源氏絵
平成9年3月1日〜3月30日
土佐光吉筆「源氏物語手鑑」の中から48面を選び、釈文をつけて物語の展開を追いながら鑑賞できるように展示した。その他日本の漆器8点、青銅鏡4点も合わせて展示した。