2001年度の展覧会
書画の美 ー久保惣コレクションを楽しむー
平成13年4月8日〜5月22日
国宝、重要文化財を始めとする、第一次久保惣コレクションの名品を公開した。平安から鎌倉時代の書や絵巻、中国の工芸などを当館を代表する作品を、前期・後期に分け陳列した。
茶の器 ー茶の湯と煎茶ー
平成13年5月27日〜6月24日
茶の湯と煎茶にかかわる碗、生花などの作品70点を展示した。
常設展東洋の美術 ー中国・日本 絵画と工芸ー
平成13年7月1日〜8月3日
中国と日本の絵画、金属器、陶磁器などを展示し、東洋美術の一端を紹介した。
中国絵画 近代百年の歩み ー定静堂コレクションー
平成13年8月19日〜9月24日
平成12年に林宗毅氏より寄贈を受けた、定静堂コレクションの中国近代絵画の中から106点を展示し、19世紀から20世紀にかけての中国の画家たちの作品を紹介した。この展覧会は平成12年10月に受贈を記念して行われた特別展に続く2回目の定静堂コレクションの展覧会となった。
帯鉤 中国古代の装身具 ー江川コレクションー
平成13年10月2日〜11月25日
江川淑夫氏が蒐集した帯鉤のコレクションが和泉市に寄贈されたことを記念して開催した。このコレクションは、戦国時代から漢時代を主とする帯鉤187点、および商(殷)時代から近世の青銅器75点からなる。江川氏は、ユーラシア大陸の東西文化交流への関心から、動物文様が施された中国の工芸品に注目し蒐集を進められたことから、本コレクションは龍、鳳凰、牛、熊、鹿などの文様を持つ作品の多い点が特徴となっている。美術館本館において全作品を一堂に展示し、様々な形態や金銀を用いた文様など帯鉤の持つ魅力を鑑賞してもらう場となった。展覧会開催に先立ち、レセプションを催し江川氏へ感謝状、記念品の贈呈を行った。
中国の工芸 ー古代から近世までー
平成13年12月2日〜平成14年1月27日
玉器、青銅器、陶磁器、漆器等105点によって、中国工芸史の流れを通観する展示を行った。
常設展源氏絵 ー桃山時代の古典美ー
平成14年2月24日〜3月31日
土佐光吉筆「源氏物語手鑑」80面のうちから50面を展示し、桃山時代の細密画の美を紹介した。