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祇園ねりもの姿 源氏 夕顔
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作品名 | 祇園ねりもの姿 源氏 夕顔 (ぎおんねりものすがた げんじゆうがお) |
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作者名 | 長秀(ながひで) |
時代 | 江戸時代 |
地域 国 | 日本 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一枚 |
サイズ | 35.8×16.2cm |
解 説
祇園ねりものとは、祇園祭の神輿を鴨川の水で洗う神輿洗の際に、祇園の芸子たちが行った仮装行列をいう。仮装行列の様子を伝える一枚摺りが制作されており、本図が含まれる仮装行列は文化14年(1817)に行われたことがわかる。それによると仮装をした芸子は総勢19名であったようだ。
館の前を通りかかった光源氏にあてて、夕顔の花を檜扇に載せて差し出す夕顔の扮装である。檜扇や襟元には光沢のある物質(おそらく雲母)が胡粉に少量混ぜられているようで光に反射する効果をあげている。
作者の長秀は中村を姓とし、有楽斎という画号を持つ。この号は京の織田有楽斎の屋敷跡付近に住したことに因むという。また大坂にも居宅を構え、二都で作画を行った。