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青銅 「吾作」重列神獣文鏡

作品名 青銅 「吾作」重列神獣文鏡
(せいどう 「ごさく」じゅうれつしんじゅうもんきょう )
時代 後漢
制作年・年記・銘 銘「吾(作)(明)竟[鏡] 幽凍宮商 周容象[羅]日容 (天)皇白牙単[弾]琴 (黄)帝除兇 朱鳥白武 白(虎)青龍 君(宜)高官子□皇孫(吉)」
地域 国 中国
分野 美術
員数 一面
サイズ 直径13.2cm

解 説

神獣の図像が縦向きに一方向で連なっていることから重列神獣文と呼称される。これまでの鏡の文様が中心方向を上として図像が配置されていたのに対して、この鏡では図像が全て上下方向を同じにしている。後漢時代から三国時代にかけて用いられた文様形式で、紀年が銘文に記されている鏡もこの形式の鏡には多い。後漢時代の典型的な方格規矩文鏡などと比べ小さく作られている。文様構成も方格規矩文鏡から大きく変化し、外周の平縁には銘文が記され、内区には方格や規矩文がなくなり、神像や神獣の姿が浮き彫り状に表されている。最上段の黄帝以下、白牙、鍾子期などの神々や神獣が隙間なく密に配されている。神々はいずれも坐った姿勢であり、頭部が大きめに表現されている。衣服の襞や神獣の顔などの細部を見ると、くっきりとした輪郭を備えた作りがあり、鋳型作りおよび鋳込みの技術の高さがうかがえる。

銘「吾(作)(明)竟[鏡] 幽凍宮商 周容象[羅]日容 (天)皇白牙単[弾]琴 (黄)帝除兇 朱鳥白武 白(虎)青龍 君(宜)高官子□皇孫(吉)」

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