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青銅 三龍文鏡

作品名 青銅 三龍文鏡
(せいどう さんりゅうもんきょう )
時代 戦国
地域 国 中国
分野 美術
員数 一面
サイズ 直径18.1cm

解 説

上面が平らになった幅のある凸線で、渦のような文様が途切れなく連続して表されている。その渦文の中にまぎれるように、三つの龍の頭を見いだすことができる。目が凹線で楕円形に作られ、角が頭部後方にあり、口は上顎と下顎が一八〇度に広がるほど開けられている。龍の頸はS字状に湾曲しながら渦状の形になり、それに続いて渦巻き状の菱形が表される。これは龍の体と雲が一体となった表現で、菱形は雷を表している。このような雲の中から龍の頭部が現れている表現は、戦国時代末から漢時代の工芸品の文様や画像石の図像に見られ、龍が天界の神獣であることを表している。

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