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青銅 羽状地四山文鏡

作品名 青銅 羽状地四山文鏡
(せいどう しざんきょう )
時代 戦国
地域 国 中国
分野 美術
員数 一面
サイズ 直径18.5cm

解 説

主文様が「山」という字に似ているので付けられた名称。この図形の本来の意味は明らかではないが、漢時代の方格規矩文鏡に見られる「T」字形との類似を考えれば、当時の天の構造を表現した描写の可能性もあろう。山字形と山字形の間には、蕾のような形をした蓮あるいは近年扶桑と仮定された樹木にも似た花が表されている。これらの主文様の下地には羽状文があり、この時代の神獣の翼とそこから派生する雲文を一つにしたことから作り出された文様で、翼のような形、小さな渦が細かく作り出されている。戦国時代の匕面縁細文地鏡の中でも造作、鋳上がりともに優れた遺物で、縁の形態からは楚国地域の作に近い。

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