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白磁 水注
作品名 | 白磁 水注 (はくじ すいちゅう ) |
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時代 | 清時代 |
地域 国 | 中国 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一口 |
サイズ | 総高16.4cm |
解 説
中国南部、福建省にある徳化窯は、たいへんきめが細かく良質の白磁土を産出する。明清時代には、白釉の開発も進み、かすかに象牙色を帯び、ほとんど貫入のはいらない白磁が実現している。磁土と釉と、両方から出来あがる器面のなめらかな質感には独特の美しさがある。この水注は、円筒形の細長い胴に、やや角ばった把手と注口をもつ。注口は付根が広く、徳化窯の白磁ではしばしば見かけられる作法である。簡素な造形、清潔な感じのする器肌など、煎茶人が水注として愛好した由縁であろう。平たい蓋には円珠形の鈕みが付き、中心に小穴があけられている。