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青花 捻花文茶碗 「大明成化年製」銘
作品名 | 青花 捻花文茶碗 「大明成化年製」銘 (せいか ねじはなもんちゃわん 「だいみんせいかねんせい」めい ) |
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時代 | 明〜清時代 |
地域 国 | 中国 |
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分野 | 美術 |
員数 | 十口 |
サイズ | 高4.6cm |
解 説
上半は口縁にむかって反って開き、下半にかけては細くなる。圏足は小さく正円に削り出され、全体に薄く成形された白磁器である。10客が寸分違わず揃っていることも煎茶家に好まれたところであった。煎茶席にあっては、茶碗は5客を1組とし茶托や盆に整然と置いて用いることから、このような作風の器が求められるが、その根底には清風を尊ぶ思潮が流れているのであろう。この式の碗は、下半に花弁がすこし捻って連らねられているところから、腰捻と呼ばれ、煎茶家に愛用されてきた。青料は明るく、フリーハンドの線描と、濃淡のダミに手慣れた筆さばきがうかがえる。捻花文は明末から清にかけて、青花、五彩の器物の多くを飾り、このような小器にもよく応用された。景徳鎮製。