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青花 天馬文茶碗 「大明成化年製」銘
作品名 | 青花 天馬文茶碗 「大明成化年製」銘 (せいか てんまもんちゃわん 「だいみんせいかねんせい」めい ) |
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時代 | 明末清初 |
地域 国 | 中国 |
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分野 | 美術 |
員数 | 五口 |
サイズ | 高3.7cm 口径6.4cm |
解 説
器壁には、天翔る馬をのびやかに描いている。たなびくたてがみと尻尾、空を蹴る蹄なども簡略に適確に表現されている。しかも、良質の青料が鮮やかに発色して、白磁胎に映えて美しい。馬の近くに布置されている文様はたなびく雲と繍球であろうか。繍球は獅子とともに描かれて吉祥を表す宝文のひとつである。中国では、古代より駿馬を愛で、尊重する気風が強い。時には、神獣に近い扱いがなされることもある。本品の場合も、あるいは、瑞雲と繍球を配し、天馬の扱いがなされたのではないだろうか。五客とも、小さく削り出された正円の圏足に至るまで、その姿形は良く揃っている。景徳鎮製。