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青花 三友文茶碗 「大明成化年製」銘
作品名 | 青花 三友文茶碗 「大明成化年製」銘 (せいか さんゆうもんちゃわん 「だいみんせいかねんせい」めい ) |
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時代 | 明末清初 |
地域 国 | 中国 |
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分野 | 美術 |
員数 | 十口 |
サイズ | 高4.4cm 口径7.2cm |
解 説
明末清初の景徳鎮では、轆轤挽きされた白磁胎をさらに薄く削り挽きした小さい碗、杯の製作が盛行する。その器壁には、青料を用い、花鳥草木、山水、神獣などを手慣れた筆さばきで描いていることが多い。当時の人々の間に、飲酒と喫茶の楽しみが広まっていたことが想像される。これらは日本にももたらされ、江戸時代後半以後、煎茶家が喫茶碗として愛好することとなった。5客、10客とセットにして収蔵されることが多い。本器は、文人が尊んだ三友のうち、歳寒三友の松竹梅を描いたものである。各々の葉、花を大きくあしらい、小器ながら三友の文様であることがわかりやすい。圏足は正円にきっちりと削り込まれており、煎茶人の好んだ作風でもある。10客のうち、梅枝の形などにすこし相違点が見られる。