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白泥 湯罐
作品名 | 白泥 湯罐 (はくでい とうかん ) |
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時代 | 清時代 |
地域 国 | 中国 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一口 |
サイズ | 高6.5cm |
解 説
白い陶土を用い、轆轤整形で仕上げられている。注口や把手の内側には轆轤目が認められ、手慣れた作法であることが伝わってくる。蓋は、本体口部に狭い幅の受けが削り出されており、ここにすっぽりとおさまるようになっている。注口と把手とがほぼ90度の角度で付けられており、同形式の作が多い。三峯炉の爪は右手前がもっとも大きいが、把手の付け根部分が丁度この爪に接する。湯を沸かしてから湯罐を持ち上げる際、この爪の大きさのお蔭で、把手の熱さが幾分緩和されるという。外底は、すこし内側に湾曲しており、使用の跡がある。平太利(へたり)の愛称がある。製作地は炉と同様、中国南部の福建省や広東省が推定される。