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紫泥 茶銚 「孟臣」刻名・「水平」印
作品名 | 紫泥 茶銚 「孟臣」刻名・「水平」印 (しでい ちゃちょう 「もうしん」こくめい・「すいへい」いん ) |
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時代 | 清時代 |
地域 国 | 中国 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一対 |
サイズ | 高7.1cm |
解 説
円く安定感のある胴に甲盛りの高い蓋があわされている。明時代以来、宜興窯の茶銚で数多く作られてきた形であるが、本品の場合、幾分か薄く仕上げられ、注口の先端も鋭利で、清時代の傾向がよくあらわれている。合口部分は深く、きっちりと合わさる。一双のうちのひとつには外底に「孟臣」の刻名がある。孟臣とは、明時代末期の茶銚の名工、恵孟臣を尊崇して刻まれたのであろう。もうひとつには蓋裏に「水平」の押印がある。この形の茶銚は、おそらくは数多く製作され、日本にもたらされていつの頃か一双とされたのであろう。宜興窯製。