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日本図
作品名 | 日本図 (にほんず ) |
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作者名 | ジェラルド・メルカトル、ヨドクス・ホンディウス(るどゔぃこ・じょるじお、あぶらはむ・おるてりうす/Ludovico Giorgio, Abraham Ortelius) |
時代 | 17世紀 |
制作年・年記・銘 | 1605年 |
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地域 国 | アムステルダム |
分野 | 美術 |
員数 | 1枚 |
サイズ | 34.0×44.0cm |
解 説
アムステルダムの地図作家ヨドクス・ホンディウスが、ジェラルド・メルカトルから版権を譲り受けて制作した世界の地図のうちの1枚である。この日本を単独で扱った地図は、オルテリウス編集の地図帳『世界の舞台』(1595年版、アントウェルペン)に初めて収録された。この形の日本地図はティセラ型とよばれるが、それはポルトガルの地図製作者ルイス=ティセラが宣教師が日本から持ち帰った地図(行基図)を参考にこの地図を描いたとされるためである。本作は日本列島の形をほぼ正確に写したヨーロッパにおける最初の地図とされる。『世界の舞台』での初出から10年後に再版された本作においても、北海道はまだ描かれず、朝鮮半島は島として表現されている。鮮やかな彩色や海獣や船など、見所の多い作品である。画面中央、やや右下に描かれた帆船の下には「日本の船」の文字が読み取れるが、その形状は御朱印船とよく似ている。行基図から写したと思われる旧国名が書き込まれており、本州の中心には和泉を示すHizumi、その上には堺 Sacay、更に上の京都の位置には都を意味するMeacoの文字が認められる。