×閉じる

トップページ > デジタルミュージアム > 検索結果

青銅填漆 雲文匙形帯鉤

作品名 青銅填漆 雲文匙形帯鉤
(せいどうてんしつ うんもんさじがたたいこう )
時代 戦国
地域 国 中国
分野 美術
員数 一点
サイズ 長5.3cm

解 説

 帯鉤は帯留め(ベルトバックル)として使用されたもので、戦国時代から漢時代にかけて数多く製作されている。先端の鉤首(フック状の部分)と鉤面(文様が表される本体部分)の裏面にある鈕(茸形をした突起)を、帯(ベルト)の両端に設けた孔に引っ掛けて装着した。
 獣頭形の鉤首、断面が四角形の柄、楕円形の鉤面から成る。柄が鉤面上に伸びて、その先は獣面形になっている。楕円形の鉤面には同心円文と渦文が施されている。同心円文の中心には漆、もしくは硬質な材質のものがはめ込まれている。この象嵌物は、当時は本体の青銅の黄白色の金属色にはえる装飾であったと思われる。(江川淑夫氏寄贈品)

戻る