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青銅 博山炉
作品名 | 青銅 博山炉 (せいどう はくさんろ ) |
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時代 | 漢 |
地域 国 | 中国 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一口 |
サイズ | 高22.2cm |
解 説
博山は中国の伝説上の山で、海上に立つ仙山とされた。博山炉はこの山を意匠化した香炉で、香煙が出る蓋が山の形に作られている。山は小さな峰が上方にかけて密になっていく表現がなされている。山襞に沿って開けられた孔からでる煙は、山中に沸き立つ雲に見立てられたと思われる。半球形の炉の底面には鳳凰が支柱として立ち、鳳凰は蛇がからんだ亀すなわち玄武の上に立つ。いずれも博山の神的な存在を表現したものであろう。蓋、炉、鳳凰、玄武、盤は別々に作られ、鳳凰と玄武は鋳接ぎ、玄武と盤はかしめて接合されている。