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日本輿地路程全図
作品名 | 日本輿地路程全図 (にほんよちろていぜんず ) |
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作者名 | 長久保赤水(ながくぼせきすい) |
時代 | 江戸時代・弘化元年(1844) |
地域 国 | 日本 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一枚 |
サイズ | 71.0×96.0㎝ |
解 説
江戸時代に刊行された日本図には、出版数とその影響力の大きさから二大人気図がある。17~18世紀の石川流宣の日本図と、18~19世紀の長久保赤水の日本図である。赤水は水戸藩『大日本史』の地理志編纂にも関係した儒者。多くの資料を参考にして、20年をかけて準備をした後、安永8年(1779)に『改正日本輿地路程全図』を大坂の版元から出した。刊行日本図としては初めて経緯線が導入され、縮尺が明記された上で、距離や方角が正しくなり、日本列島の形もよくなっている。その図は寛政、文化、天保、弘化といった多くの増改訂版や類図を生み出したが、この弘化版は従来の赤水図を約三分の二に縮小した大きさである。