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本朝図鑑綱目
作品名 | 本朝図鑑綱目 (ほんちょうずかんこうもく ) |
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作者名 | 石川流宜(いしかわりゅうぎ) |
時代 | 江戸時代・貞享4年(1687) |
地域 国 | 日本 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一枚 |
サイズ | 59.0×130.0㎝ |
解 説
石川流宣は菱川師宣の弟子といわれ、当時人気の浮世絵師であったが、地図作成者としても日本図や世界図、江戸図等を描いた。特に彼の日本国は記載事項が豊富で、海上の船など絵画的にも美しく、17~18世紀にかけて人気が高かった。日本列島の周囲には琉球や朝鮮、松前(北海道)といった実際の地も描かれるが、南と北には「女嶋」や「韓唐」といった伝説の地も描かれる。日本列島は図形の正確さが無視され、中に城下町とその大名・石高などの情報を加味することを重視している。特に街道や海上航路が詳しく、下部には東海道はじめ主要街道の宿場と里程の一覧表も付くなど、道中案内図の要素が強い。この貞享4年図は流宣日本図の初版である。