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児女寶訓 女今川

作品名 児女寶訓 女今川
(じじょほうくん おんないまがわ )
作者名 鳥居清長(とりいきよなが)
時代 江戸時代
地域 国 日本
分野 美術
員数 一枚
サイズ 26.1×19.5cm

解 説

江戸時代の若い女性に礼儀や道徳を教える書物『女今川』からの一文とともに、川遊びを楽しむ女性たちを描く。『女今川』は元禄十三年(1700)に沢田さちが著した女性のための教訓書で、道徳上の訓戒二十五ケ条が説かれる。武家の若い男性の道徳教育には室町時代に今川了俊が著した『今川壁書』(『今川帖』)が用いられた。貝原益軒の『女大学』とともに江戸時代の女性訓戒書として著名である。このシリーズは十三図が知られているが、訓戒の数の二十五枚であったかどうかは未詳。本図に上げられたのはその第十条で「遊びに長し或は座頭を集めあるひは見物をすき好事」。訓戒と風俗描写からなる本図は、道徳的な規範のなかで生活を楽しむ庶民の姿が捉えられ、江戸時代の暮らしの側面を伝える。版元は伊勢屋治助。

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