常設展
ようこそオーサカ、ようこそニッポン ―なにわ名所と物産図会―
令和7年6月22日(日)〜8月17日(日)

浪花百景 天保山 南粋亭芳雪筆
世界中の文化、芸術、技術が紹介される万国博覧会にちなんだ展覧会です。大坂の名所を描く「浪花百景」は、広重の影響を受け、遠近を表現するために考えられた大胆な構図が見どころです。「滑稽浪花五拾景」は大阪と「お笑い」のつながりの深さを思わせる滑稽な人びとのありさまを風景画の中に加えている点が見どころと言えます。「摂津名所図会」や「和泉名所図会」など1867年に開催された第2回パリ万博に出品された作品も展示します。近代化を迎え産業が発展していく日本における名産の製作、収穫の様子を描いた「大日本物産図会」は、第1回内国勧業博覧会が開催された1877年に出版されました。開催地である大阪と万博をより一層楽しんでいただける作品をご覧いただきます。
浪花百景 天保山 南粋亭芳雪筆 | ||
大日本物産図会北海道函館氷輸出之図 三代歌川広重筆 |