特別陳列
浮世絵の黄金時代 ―蔦屋重三郎と写楽・歌麿―
令和7年4月13日(日)〜6月8日(日)

高島おひさ 喜多川歌麿筆
浮世絵の黄金時代といわれる18世紀後半から19世紀前半は、江戸の出版業で敏腕を振るった蔦屋重三郎が活躍した時代です。才能を見出す眼を持っていた蔦屋重三郎は、東洲斎写楽や喜多川歌麿を世に送り出し、役者絵と美人画で一躍人気絵師に育てました。大首絵と呼ばれる上半身だけを大胆に描く浮世絵を流行させたのは、蔦屋重三郎と写楽・歌麿の大きな功績です。本展覧会は浮世絵版画の誕生から、写楽・歌麿の時代までの多彩な絵師たちの作品を出陳いたします。後の万国博覧会への出陳等によりヨーロッパの人びとを驚かす、木版による多色摺技法の極地ともいえる浮世絵版画の粋をご覧ください。
石部金吉 東洲斎写楽筆 | ||
高島おひさ 喜多川歌麿筆 | ||
画本虫撰 喜多川歌麿筆 | ||
雪中鴛鴦 鈴木春信筆 |