常設展
和歌と絵画のハーモニー―歌仙・源氏絵・百人一首―
2022年2月6日(日)~3月27日(日)

重要文化財「源氏物語手鑑 須磨二」土佐光吉筆 慶長17年(1612)
本展覧会では、所蔵品の中から、和歌と源氏絵に関連する作品を選び展示いたします。六歌仙や三十六歌仙など、和歌を詠むことに優れて歌仙と称された歌人の姿を描いた歌仙絵や、和歌の内容をあらわした歌絵、重要文化財「源氏物語手鑑」をはじめとする桃山時代以降の源氏絵、さらに江戸時代の浮世絵版画から「百人一首」を題材に制作された作品などをご紹介いたします。
とくに和歌に関連する作品は、活躍した時代の異なる歌人の歌を競い合わせ、その肖像を添えて描いた鎌倉時代の「時代不同歌合絵 断簡」や室町時代から江戸時代に制作された歌仙絵の画帖、和歌に詠まれた情景を描いた屏風、江戸時代に刊行されたさまざまな趣向の「百人一首」の版本と浮世絵版画など、バラエティーに富んだ作品の数々をご覧いただきます。
和歌と絵画が織りなす情感あふれる世界をお楽しみいただければ幸いです。
入館料
一般 500円、高校・大学生 300円、中学生以下無料
※ 65歳以上は2割引
※ 各種障がい者手帳を提示された場合、本人及び介助者1名様は無料
※ 詳細については電話にてお問い合わせください
(重要文化財) | 「源氏物語手鑑」 土佐光吉筆 | 慶長17年(1612) |
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「時代不同歌合絵 断簡」 | 鎌倉時代 | |
「新三十六歌仙図」 土佐光成筆 | 江戸時代 | |
「三十六歌仙画帖」 住吉如慶筆 | 江戸時代 | |
「女歌仙新抄」 菱川師宣筆 | 天和2年(1682) | |
「百人一首絵抄」 三代歌川豊国筆 | 天保14年~弘化4年(1843~1847) |