常設展
地図 エクスパンション!−西洋古地図を旅する−
平成30年6月9日(土)~7月29日(日)
球形世界図 ペトルス・プランシウス 1594年
ヨーロッパの地図製作は16~17世紀にその隆盛を極め、アムステルダムからパリへとその中心地を変えながら発展していきました。新しい大陸を求めて海へ出た人々によって刻々と更新されていく地図は、人間が知覚している世界が外へ外へと大きく広がっていく様子をリアルタイムで当時の人々に伝えました。また、天文学や地理学の学問的な発展、表現技法の発展により、地図そのものの様相やそこに描かれるものも大きく変化していきます。タイトルのエクスパンション(Expantion[英])は拡大、拡張という意味を持つ語ですが、地図によって実際の世界が紙の上で拡張していくのにともない、まだ見ぬ世界に思いをはせる人々の想像が広がっていく様子も、地図に描きこまれた様々なモチーフから読み取ることができます。
本展覧会では、おもに15世紀から18世紀までに製作された多彩な地図および地図帳約50点を展示します。世界地図の展開とともに、人々の世界観がどう拡がり、変化して行ったのか、地図を巡る旅をお楽しみください。
入館料
一般 500円、高校・大学生 300円、中学生以下無料
※ 団体(20名様以上)は2割引
※ 65歳以上は2割引
※ 各種障がい者手帳を提示された場合、本人及び介助者1名様は無料
※ 詳細については電話にてお問い合わせください
東アジア図 | オルテリウス | 1570年 |
---|---|---|
新世界図 | ミュンスター.S | 1571年 |
日本図 | メルカトル・ホンディウス | 1605年 |
球形世界図 | ペトルス・プランシウス | 1594年 |