和泉市久保惣記念美術館では大阪・関西万博が開催される2025年は「"25UKIYOE EXPO ㏌ IZUMI」と題して、浮世絵版画を核とした5つの展覧会を開催します。また、2025年度限定 年間展示案内("25UKIYOE EXPO ㏌ IZUMI)も制作していますので、是非ともご来館いただきお楽しみいただければ幸いです。
【浮世絵版画について】
1867年の第2回パリ万国博覧会や1873年のウィーン万国博覧会は、東洋と西洋の交流における大きな転換点として歴史的に重要な出来事です。万博では、日本の工芸品、陶磁器、着物、屏風などが展示され、中でも特に西洋人の関心を引いたのが、葛飾北斎らの浮世絵作品で、その構図の妙や大胆な色彩が、多くの人々の心をとらえました。美術館の収蔵品はおおよそ13,000点あり、そのうち約6,000点が浮世絵版画です。
【2025年度限定 年間展示案内("25UKIYOE EXPO ㏌ IZUMI)】
国内外の美術館・博物館の中でも珍しいブック型の年間展示案内を2025年限定で初めて制作しています。
特徴として葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景」が採用された日本のパスポートを参考に浮世絵の透かしを入れたパスポート風にしています。また、北斎の冨嶽三十六景《神奈川沖浪裏》をイメージしたスタンプを館内に設置し、年間展示案内にスタンプを押して全ての展覧会をコンプリートしたくなる仕掛けや展覧会の思い出などを書き込めるメモ帳としても使用できるよう工夫を凝らしたユニークな特別感のある年間展示案内となっています。



(年間展示案内をクリックで拡大)