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青銅 「仙山竝照」方格唐草鳥獣文鏡
作品名 | 青銅 「仙山竝照」方格唐草鳥獣文鏡 (せいどう 「せんさんへいしょう」ほうかくからくさちょうじゅうもんきょう ) |
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時代 | 隋 |
制作年・年記・銘 | 銘「仙山並照 智水齋名 花朝艶彩 月夜流明 龍盤五瑞 鸞舞雙情 傳聞仁壽 始験銷兵」 |
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地域 国 | 中国 |
分野 | 美術 |
員数 | 一面 |
サイズ | 直径27.0cm |
解 説
大型の鏡で縁は厚く作られ手にすると重みを感じる。破断しており、近年されたと思われる補修により接合している。外周に雲気文を元にしたと思われる唐草文風の文様があり、その内側に四足の獣六匹、双頭の鳥、人頭鳥身の鳥とパルメット文を連ねた文様帯を置く。文様帯の内側に銘文帯を設け、内区には中心に方格、その周りに神獣を配している。内区には獅子のような四足の動物のほか、鳳凰、人頭鳥身の鳥などが対になって表されている。白銀色の金属質やパルメット文の形態、写実風な立体感を備えながら比較的厚みのない浮き彫り状の神獣の造形などから隋時代の製作と考えられる。隋が南北を統一するまで分裂状態であった南北朝時代には、鏡作りは低調であった。隋時代になって再び青銅鏡の製作意欲が高まり優れた鏡が作られるようになった。隋時代の鏡の文様には漢時代の造形に倣ったとおもわれる特徴が見られ、統一を果たした隋が強大であった漢王朝を意識した現れかもしれない。内区に方格とその周りに神獣を配する文様形態は後漢前期の方格規矩文鏡の形態が思い起こされる。
銘「仙山並照 智水齋名 花朝艶彩 月夜流明 龍盤五瑞 鸞舞雙情 傳聞仁壽 始験銷兵」