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青銅 奏楽文帯鉤

作品名 | 青銅 奏楽文帯鉤 (せいどう そうがくもんたいこう ) |
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時代 | 秦 |
地域 国 | 中国 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一点 |
サイズ | 長6.2cm |
解 説
帯鉤は帯留め(ベルトバックル)として使用されたもので、戦国時代から漢時代にかけて数多く製作されている。先端の鉤首(フック状の部分)と鉤面(文様が表される本体部分)の裏面にある鈕(茸形をした突起)を、帯(ベルト)の両端に設けた孔に引っ掛けて装着した。
前漢時代の坐俑に似た人が琴を弾き、横向きの人が笙を吹く。琴は青銅鏡における描写と同様、奏者の膝に乗せられている。笙の上半分は早くに欠失したようである。裏面は鋳肌のままで、鉤身の輪郭に沿って細い鋳ばりが認められる。(江川淑夫氏寄贈品)