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青銅 龍文イ(イ:画像に漢字表記)
作品名 | 青銅 龍文イ(イ:画像に漢字表記) (せいどう りゅうもんい ) |
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時代 | 西周 |
地域 国 | 中国 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一口 |
サイズ | 高19.4cm |
解 説
イ(漢字は画像記載の名称を参照)は水を注いで手を洗うための器で、水を受ける盤とあわせて用いられた。樋状の注ぎ口、三本の足を備え、注ぎ口の反対側に把手が付く。西周時代から作られるようになった器種で、兕コウ(コウは扁は角、旁は光)という酒器を起源とする器と考えられている。ただ、注ぎ口から胴部にかけてのなだらかな丸みをもった形からは、当時一般的に用いていたであろう瓢を半分に割って作られた水器からの影響も想定される。側面には龍文が帯状に表されている。横長の長方形の中にS字状に二匹の龍がからむパターンと正方形の中に一匹を表すパターンがあり、前者の両隣に後者を一つずつ上下の向きを変えて配する規則性をもって文様帯が表されている。