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青銅 饕餮文ゲン(ゲン:画像に漢字表記)

作品名 | 青銅 饕餮文ゲン(ゲン:画像に漢字表記) (せいどう とうてつもんげん ) |
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時代 | 西周 |
地域 国 | 中国 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一口 |
サイズ | 高37.1cm |
解 説
ゲン(漢字は画像記載の名称を参照)は蒸すための器で、鼎や爵と同じく火にかけるために三本の足が伴っている。器の中央付近の胴が細くなった箇所にすのこ状の仕切り板がはめられており、三本の足のある過半部で沸かした湯の蒸気が上半部に入れた食材を蒸す作りになっている。口部近くに文様帯があり、三つの饕餮文が連続して表されている。三本の足の上部は大きく膨らんでそれぞれに獣面文が施されており、目、鼻、口、耳、角が表されている。ゲンは商時代、西周時代に製作された器種で、この作品は緩やかな丸みのある上半部や末端にかけて広がり気味になった足のつくりなどから西周時代前期の製作と考えられる。内側面には凹線による銘文が鋳出されている。