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青銅 目文平足鼎

作品名 青銅 目文平足鼎
(せいどう もくもんへいそくてい )
時代
地域 国 中国
分野 美術
員数 一口
サイズ 高13.8cm

解 説

 鼎は煮炊きを器で、火にかけるために底部に三本もしくは四本の足を備え、口部には熱した器を鉤で引っかけて動かすための二つの耳が付く。一般的な鼎の足は円筒形であるのに対して、この作品では獣の形をあしらった扁平形に作られている。このような形状の足を備える鼎は商時代の前期から既に見られるが、この作品は文様の形態などから商時代後期の製作と考えられる。口部の下にある文様帯は幅広の凸帯の上下に渦文を配する文様構成で、その中に楕円形を中心にして上下に鰭状の形を持つ部分が間隔をおいて三つ配されている。目のように見えるこの部分が目文で、獣面文の目の部分が簡略化、象徴化した造形と考えられる。

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