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黒楽 茶碗 銘「曙雲」
作品名 | 黒楽 茶碗 銘「曙雲」 (くろらく ちゃわん めい「しょうん」 ) |
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作者名 | ノンコウ(楽道入)(のんこう(らくどうにゅう)) |
時代 | 江戸時代 |
地域 国 | 日本 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一口 |
サイズ | 高18.2cm 口径12.6cm |
解 説
まるい腰、やや内に抱えこんだ口部などに、円満な趣の漂う姿である。手捏ねならではの器肌がこの趣を助長している。見込みにはわずかに茶溜りを作っている。作者ノンコウ(楽道入)、(1599〜1658)は楽家の三代。ノンコウの黒釉は総じてよく溶けて光沢があり、本器のような幕釉(上層の釉が幕状に流下してとどまっている状態)を見ることが多い。総釉で畳付きに目を五つ付けて焼成した跡がある。また、器壁の内外に、焼成後、窯から取り出す際に鋏ではさんだ跡が残っている。高台内に「楽」印が押されている。