●新館の平常陳列は、上記展覧会とあわせてご覧いただけます。
久保惣コレクションの中から、国宝、重要文化財を中心に、日本と中国の書、絵画、陶磁器、金属器など約50点を前期、後期に分けて展示します。あわせて新展示室において花鳥を描いた浮世絵版画(第四次久保惣コレクション)と日本の古地図(第五次久保惣コレクション)も数点出陳します。新館の展示(第二次、第三次久保惣コレクション)と合わせると第一次から第五次までの全久保惣コレクションを紹介することとなり、多彩なコレクションの性格を感じていただける展覧会です。
第四次久保惣コレクションの中から歌川広重の「東海道五十三次保永堂版」や、葛飾北斎「冨嶽三十六景」などの名所や風景を描いた浮世絵版画を中心に約60点を展示します。あわせて長崎港を描く長崎版画や大坂の名所を描く「浪花百景」なども陳列し日本の豊かな風景や四季を紹介します。
館蔵の漆工芸作品約60点を陳列します。中国は漢時代から清時代にかけて、日本は室町時代から明治時代にかけて製作された、飲食器、調度品、茶器、印籠などを陳列し、中国と日本の漆器の魅力を鑑賞していただけます。
なお、9月に当館茶室にて開催予定の煎茶会にあわせ、館蔵品の煎茶道具を本常設展期間中に、本館の展示室の一部を使って陳列します。
日本の近世絵画を中心にして、黒、白、金、銀、赤、青などの一色で描かれた作品約100点を集めて展観します。少ない色数ながらも、光や闇、立体感などを表現する絵師たちの豊かな想像力や、卓越した技量を紹介する展覧会です。
中国では古くは新石器時代に土器や玉器の文様に動物の図像があり、古代から近世を通じて龍をはじめとして様々な動物が工芸品の文様や絵画のモチーフに取り上げられてきました。虎や熊などの猛獣の獰猛さや馬や鹿などの走る姿など、動物の特徴をいきいきと表現した作品は、時代をこえて造形作品としての魅力を備えています。本展では当館が収蔵する中国工芸品と中国近代絵画の中から、動物の図像が表現されている作品を取り上げ、約80点を陳列します。
館蔵品の土佐光吉筆「源氏物語手鑑」が平成25年度に国の重要文化財(指定名称:「紙本金地著色 源氏物語図」)に新指定されることを記念し、展示替えを行いながら全80点を展示します。指定後初のお披露目として、はじめて全点を紹介する貴重な機会です。