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両球世界図
作品名 | 両球世界図 (りょうきゅうせかいず ) |
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作者名 | ローン(ろーん) |
時代 | 17世紀 |
制作年・年記・銘 | 1666年 |
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地域 国 | アムステルダム |
分野 | 美術 |
員数 | 一枚 |
サイズ | 44.0×53.0cm |
解 説
ローンは数学者、天文学者としで著名で、アンドレアス・セラリウス(1596頃~1665)の『大宇宙の調和』という星図を彫板したことでも知られる。中央下の紋章はチャールズ2世のもので、内側に王に捧げていることを記しでいる。本国は1658年にニコラス・ビシェールが作成した世界地図を参考としている。また1680年にモーゼス・ピットが著した『English Atlas』に掲載された。左上は冥府の王ハデスに連れ去られるペルセポネー、右上は聖獣である鷲に戦車を引かせる天上神ゼウス、右下はゼウスの姉で豊穣神であるデメテル、左下に海神ポセイドンを描く。デメテルはゼウスとの間にべルセポネーをもうけ、ポセイドンとの間に女神デスポイアとアレイオーンという馬を産んだ。