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世界地図帳(大アトラス)
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作品名 | 世界地図帳(大アトラス) (せかいちずちょう(だいあとらす) ) |
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作者名 | ウィリアム・ブラウ(ういりあむ・ぶらう) |
時代 | 17世紀 |
制作年・年記・銘 | 1667年 |
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地域 国 | アムステルダム |
分野 | 美術 |
員数 | 12冊 |
サイズ | 53.8×36.5cm |
解 説
ウイリアム・ブラウは1596年にアムステルダムで生まれた。父は貿易商であったが、1594年からデンマークの天文学者ティコ・ブラーエ(1546〜1601)に学び、アムステルダムに地図出版、器具製作、書籍販売などをおこなう商会を設立した。1633年にはオランダ東インド会社の地図製作者に任命され、翌年メルカトル=ホンディウス版に対抗して161葉からなる『新世界地図帳』を出版した。
子であるヨアンとコルネリウスは父の事業を拡大発展させた。12冊本のフランス語版世界地図帳は、1633年に出版されたラテン語版11冊本593シートよりも5シート増えて598シートとなっている。本館所蔵のフランス語版は第二版であるが、初版と内容は同じである。オルテリウス、メルカトル=ホンディウスを経て近代地図帳を完成させたと言われるプラウ作成の世界図では、未開の土地として描かれていた南半球下側に全面に広がる大陸を描かなくなっている。