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『世界地図帳』(アトラス)

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作品名 『世界地図帳』(アトラス)
(せかいちずちょう )
作者名 メルカトル=ホンディウス(めるかとる=ほんでぃうす)
時代 17世紀
制作年・年記・銘 1609年
地域 国 アムステルダム
分野 美術
員数 1冊のうち
サイズ 25.0×18.5cm

解 説

世界地図帳を発行することを構想していたメルカトルは、フランス、ベルギー、ドイツ、イアリア、スラヴォア、ギリシアの図まで製作し1594年に亡くなった。その後、息子子のルモルドが他のヨーロッパ諸地域、アメリカ、アジアなどを加え、世界地図帳を完成させた。ルモルドは父の意志を受けて、ギリシャ神話で天空を支える巨人の名、あるいは地球儀を製作したリビア王の名に因み「アトラス」の名で発行した。
世界地図帳の版権を譲り受けたホンディウスは、1606年にさらに36図を新たに加えメルカトル=ホンディウス版の世界地図帳を発行した。1612年にヨドクス・ホンディウスは亡くなるが、その子ヘンリーに事業は引き継がれた。
地球儀の周りには運命の三女神が座している。中央が運命の糸を紡ぐクロートー、地球儀の上で運命の糸を割り当てるのがラケシス、運命を断ち切る鋏を手にするのがアトロポスである。アトロポスの下には「はじまりは終わりで決まる」というローマの詩人マリニウスの言葉が記されている。上部には右に悪魔、左に天使が囲んでいる。

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