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玉 斧

作品名 玉 斧
(ぎょく ふ )
時代 新石器時代
地域 国 中国
分野 美術
員数 一点
サイズ 長17.4cm  

解 説

中国で玉器が作られるようになるのは新石器時代、今から約七千年前と考えられている。当時の玉器は祭祀に使われ、武器や農工具を象ったもの、身に帯びる装飾品、象徴的な形をしたものなどがある。本品は斧を象ったもので、柄に耽り付けるための穴がある。玉器の製作には、砥石や金剛砂などを用いて、切断や穴開けおよび表面の研磨を行なった。人の手によって時間をかけて研かれた新石器時代の玉器には、他の時代の玉器にはない独特のゆるやかな曲面と光沢が備わる。穴の内側に残っている同心円状の研磨痕の筋および摺り鉢状の穴の形は、砥石と金剛砂による製作を示すもので、新石器時代の玉器に付けられている穴の特徴である。不透明な濃緑色に白色が混じり、緑色も、濃淡が混じり合って靄がかかって見える。

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