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喎蘭新譯地球全図

作品名 喎蘭新譯地球全図
(からんしんやくちきゅうぜんず )
作者名 橋本宗吉(はしもとそうきち)
時代 江戸時代・寛政8年(1796)
地域 国 日本
分野 美術
員数 一枚
サイズ 56.0×93.0㎝

解 説

東西二つの半球図から成る世界地図を両半球世界図と呼ぶが、地球が球体であることを視覚的に伝えやすいものである。両半球世界図で最初の刊行図は、司馬江漢の『地球図』(銅版、1792年)だが、本図はそれに次ぐもの。カリフォルニア半島が島として描かれ、オーストラリア大陸はその東側が不分明であるなど、17世紀後半から18世紀に流布した、やや古い世界地図を手本としているようだ。地図の周りには多くの文字が記されるが、諸外国の地誌的情報つまり世界図の補足情報を記載している。そのようなことが人気を呼んだのか、数多い異版図が見られる。橋本宗吾(1763~1836)はエレキテルの研究で知られる、大坂の医師で蘭学者。

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