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地球万国山海輿地図全図説

作品名 地球万国山海輿地図全図説
(ちきゅうばんこくさんかいよちずぜんずせつ )
作者名 長久保赤水(ながくぼせきすい)
時代 江戸時代(18世紀後半)
地域 国 日本
分野 美術
員数 一枚
サイズ 95.0×145.0㎝

解 説

長久保赤水(1717~1801)は、水戸藩の儒者で地理学者。日本図や中国図も作成し、共に大きな影響力を持った。この世界図はマテオ・リッチの『坤輿万国全図』(1602年、北京刊)を基にしているが、日本列島の北に新たな知識として千島列島を描き加えている。南半球にはオーストラリア大陸がなく、大きく広がる大陸が特徴的だが、これは南極大陸を描いたものではなく、17世紀前半には存在すると考えられていた伝説的な南方大陸である。この世界図は長久保赤水の名声とも相まって、広く普及し、幕末にいたるまで類図が見られる。江戸時代に最も普通にみられていた世界の姿とは、ここに描かれているものといっても過言ではない

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