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世界図・天合地球図
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作品名 | 世界図・天合地球図 (せかいず・てんごうちきゅうず ) |
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時代 | 江戸中期ごろ |
地域 国 | 日本 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一枚 |
サイズ | 159.0×349.0㎝ |
解 説
イタリア人宣教師マテオ・リッチ(Matteo Ricci)によって、1602年に北京で刊行された『坤輿万国全図』は、江戸時代の人々に最も強い影響を与えた漢訳世界地図である。特に18世紀後半に長久保赤水がそれを基に作成・刊行した世界図は、17世紀初期の世界像を描いているにもかかわらず、幕末にいたるまで広く流布した。一方、日本にもたらされた『坤輿万国全図』をそのまま模写、または改訂模写した図が30例近く残っている。本図は改訂模写図であり、国名や地名をひらがなに直し、北海道やルソン島など東南アジア諸島の表現に改良がみられる。さらに『坤輿万国全図』に付図として描かれている南極・北極中心図を別個に取り出し、3図一組のものとしている