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山姥と金太郎
作品名 | 山姥と金太郎 (やまんばときんたろう ) |
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作者名 | 喜多川歌麿(きたがわうたまろ) |
時代 | 江戸時代 |
地域 国 | 日本 |
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分野 | 美術 |
員数 | 一枚 |
サイズ | 37.9×25.0cm |
解 説
前垂れを付けた赤児が髪を乱した女性から乳を飲む図は、金太郎とその母山姥の姿として捉えられている。赤児の丸々と肥えた肉付きは、後に足柄山での金太郎の活躍を思わせるほどのたくましさを見て取る事ができる。育てた母の姿はそれに増して豊満で、野性味にもあふれている。ここにも女性美の姿の一つがある。歌麿の措く半裸の女性は、鮑取りの海女とともに、働く女性、生活感にあふれた人物として取り上げられる。山姥と金太郎の画題は、寛政の改革による風紀の取り締まりへの絵師や版元による方策であっても、生活する人間の多面性を見せる上で肉体表現の変遷や風俗史としての価値も大きい。