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美人五節の遊

作品名 美人五節の遊
(びじんごせちのあそび )
作者名 喜多川歌麿(きたがわうたまろ)
時代 江戸時代
地域 国 日本
分野 美術
員数 一枚
サイズ 39.0×25.7cm

解 説

男の子は木製の刀を手にし、柄を握って抜く素振りを見せるが、刀は身の丈近くあり、持て余すほど大きく、少し困惑の様子もうかがえる。子の無事な成長を願い、邪気を払うに十分すぎる大きさの刀を持たせているのは親心でもあろう。若い娘が風呂敷を掛けた三方を持ち上げ、男の子に見せようとしている。五月五日の端午の節句の一コマを通して、年増と若年の女性を髪型や頬の膨らみで区別し、子を抱き上げる者、相手をする者に役柄を分け、異なった女性美を表している。五月五日の端午の節句は主に男児、三月三日は女児の祝いとして振り分けられるようになったのが江戸時代であり、当時の風俗もたどることができる。

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