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北野天神縁起絵巻

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作品名 北野天神縁起絵巻
(きたのてんじんえんぎえまき )
時代 鎌倉時代
地域 国 日本
分野 美術
員数 二巻
サイズ 甲巻32.2×899.8cm 乙巻32.0×981.0cm

解 説

 非業の死を遂げた菅原道真(845〜903)にまつわる生前の出来事、薨去後の怨霊譚、北野社の創建と霊験譚を内容とする天神縁起の零本である。鎌倉時代以降、道真を祭神として祀る天神信仰が広まるとともに、承久元年(1219)の記述がある「承久本」(北野天満宮)をはじめ、正嘉二年(1258)に成立した「正嘉本」や弘安元年(1278)の記述のある「弘安本」ほか、多くの絵巻が制作された。

 本作は、「正嘉第二乃年」の記述と「建治三年(1277)丁丑二月廿五日自京都御下/延文五年(1360)庚子十月廿日に地彩色紇」の奥書をともなう。すなわち、建治三年に正嘉本を写し、八十四年後の延文五年に彩色が施されたことを伝えているところから、「建治本」としても知られる。制作された当初は白描であったものが、京都から地方の天神社に下賜され、それ以後彩色がなされたという制作や絵巻流通の過程を知る手がかりを備えており、天神縁起の広がりを考える上でも貴重な作品である。

 近年、第三十一段、第三十二段を内容とする一巻分が寄贈された。それを第三巻としてデジタルミュージアムに追加した。これらの他に、未表装の詞書を、第三、八、九、十六、二十五、二十七の六段分断簡として蔵する。

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